私は、核家族の家で生まれ、親戚が遠いことから、お墓参りとか法事の経験が無いまま成長してしまいました。
なので、どのような宗派が有るのか知らなく、自分の家が何宗なのかさえ解っていませんでした。
そして、それが普通だと思っていました。
そんな私でも、社会人に成り仕事や私生活を通して色々な方と交流が出来るようになってきてから、有るとき必要に迫られ宗派やお墓参りについて調べました。
詳しくでは無くても、多少は知っておかないと恥ずかしい場面が社会人になると出てきます。
そこで、私が調べた事の中の1つ、浄土真宗の永代供養について解説します。
浄土真宗の供養の考え方
まず、簡単に言うと他力本願で成仏をする宗派です。
ここだけ読むとそれで良いのか?
と思われるかも知れませんが、間違いではありません。
誤解が無いようにもう少し詳しく説明します。
浄土真宗の開祖は親鸞聖人で、阿弥陀仏を頼ることで、亡くなった後その阿弥陀仏に極楽浄土に連れて行って貰えるという考え方です。
永代供養と永代経の違いとは
仏教では、残った人達が亡くなった人が成仏できるようにお墓参りをしたり法事をします。
このことを、追善供養と言います。
でも、浄土真宗では阿弥陀仏が極楽浄土に連れて行ってくれるので追善供養の必要が無いのです。
では、お経はだれに?
と、思いますよね。
浄土真宗では、お経は供養のためではなく浄土真宗の教えや寺院の反映に願いを込めて読経されます。
これを、永代経と言います。
永代供養と永代経の違い
- 未来永劫、追善供養をするのが永代供養
- 浄土真宗と寺院の繁栄を願うのが永代経
浄土真宗の永代供養が出来るか出来ないのか
浄土真宗では供養の考え方の違いから、永代供養のような事は出来ないのでしょうか。
他力本願で、無理をしなくても阿弥陀仏は極楽浄土に連れて行ってくれる浄土真宗は魅力はありますが、永代供養が無いとなるとお墓の管理が出来なくなったり、親族や親戚に自分が亡くなった後のお墓の管理を任せるのも悪い気がします。
その場合どうしたら良いのか調べて見ました。
結論から言うと、浄土真宗でも永代供養は可能です。
この後で解説していくよ
浄土真宗で永代供養をする方法
浄土真宗で永代供養に代わってお墓を持たずに永く供養をしてもらう方法は3つ有ります。
3つの方法
- 本山納骨
- 浄土真宗の供養塔
- 全ての宗派の永代供養を受け入れているお寺
本山納骨
信仰心が強い人が、宗派の本山に分骨して埋葬をしてもらう方法です。
また、お墓にお金を掛けられない人も納骨出来ます。
ここでは、合祀して埋葬をします。
浄土真宗の供養塔
これは、永代供養墓ではなく、ただ供養塔となっています。
はい、ここでコツ
間違っては行けないのが、浄土真宗は永代供養という考えがありません。
その辺をよく考えて問い合わせましょう。
全ての宗派の永代供養を受け入れているお寺
何もこだわりが無いのであれば、宗派不問で受け入れてくれる所は全国に沢山あります。
お墓の管理が出来ない、心配だという方は調べて見ると以外に近くに有るかも知れません。
浄土真宗で永代供養に変わるお墓の費用
永代供養をする時、気になるお墓の費用について調べて見たので参考にしてください。
今回の場合ですと、上の記事の「全ての宗派の永代供養を受け入れているお寺」の部分になります。
お墓 | 期間 | その後 | 費用 |
---|---|---|---|
単独墓 | 33回忌位まで | 合祀 | ~150万円位 |
集合墓 | 一定期間(要確認) | 合祀 | ~70万円位 |
合祀墓 | 無 | 合祀 | ~30万円くらい |
まとめ
浄土真宗では、永代供養という考え方はありませんが、管理に困る人のために供養をしてくれる方法はあります。
永代供養に代わる方法
- 本山納骨
- 供養塔
- 宗派不問の寺院・霊園
今回は、浄土真宗で永代供養に代わる方法を解説しました